ミニカーメーカーのコーナー

Lintoy(リントイ)

リントイ:メルセデスベンツ C111

国
香港
活動していた時期
1970年代初頭~1980年代

概要

Lintoy(リントイ)は香港のミニカーメーカー。合同会社の一部門とされている。創業者はデビッド・リン氏で、メーカー名は創業者の名前に由来している。
1970年代から製品が流通し始めたとされ、香港製ミニカーの中ではかなり分かりやすい作風。大柄で肉厚、ホイールが5スポークのものが基本で、独特な雰囲気でまとまっているモデル群である。

また、リントイはダイキャスト航空機モデルのメーカーとして知られており、そのキャストはトミーにも利用されて『スカイトミカ』としてトミカの名前を与えられて一時期販売された他、トミカのエアポートセットに付属するボーイング747としても採用された。これらの航空機モデルは、米ERTL(アーテル)や英Dinky(ディンキー)でも販売されていた。

ミニカーに話を戻すと、リントイのモデルは『LINMOBILE』というブランドで販売されていた(LINMOBILEはリントイの自社ブランドで、それ以外のブランド名で様々なディストリビューターによって扱われた)。初期のラインナップはLM-2000番台の品番を与えられた12種類のキャストで構成されていた。品番はパッケージに記載されているだけで、キャストのシャシーにはリントイのロゴと車名、Made in Hong Kongの文字が入る。ERTLでも同様のキャストが販売されており、ERTL版はシャシーのLintoyロゴがERTLロゴに置き換えている(構造的にLintoyとERTLのロゴは差し替え可能なように楕円で囲われて作られていることが確認できる)。


日本ではリントイが基本だが、米国ではERTL名義で流通しているモデルが圧倒的に多く、リントイの製品がリントイとして流通したのはアジア圏に限られるのではないかと推察している。前述のとおり、リントイの製品はトミーで扱われていたが、同様にシンセイにも採用されており、シンセイミニパワーのカーキャリアの付属品として販売されていた。また、1/50スケール程度のかなり大柄で、シャシーに鍵穴があるギミック付きミニカーがツクダによって輸入販売されていた。

リントイはキャストの種類自体は少ないが、バリエーションが多く、シャシーが金属製だったりプラ製だったり、ギミックがあったりオミットされたりと製造時期によっていろいろとある。
リントイの12種は、香港Universal(ユニバーサル)社が製造していた3インチミニカーラインナップと丸被りしているのである。ユニバーサル社によって製造されたとされる末期のミニ・ディンキーのラインナップとも被る部分があり、キャストの作風も近いことからリントイとユニバーサルに何らかの関係があったと思われる。その後、リントイはラインナップを拡充し、5種類ほどが追加された。


80年代のどこかの段階でリントイはERTLに売却されたとされる。リントイのモデルはERTLに編入されリントイのブランドは使われなくなった。


ラインアップ

LM-2001 FI AT ABARTH フィアット・アバルト

LM-2002 FORD MK IV フォード・MK IV

LM-2003 PORSCHE 911 ポルシェ911

LM-2004 BMW TURBO BMWターボ

LM-2005 MERCEDES-BENZ C111 メルセデス・ベンツC111

LM-2006 MERCEDES-BENZ 350SL メルセデス・ベンツ350SL

LM-2007 PORSCHE 917 ポルシェ917

LM-2008 McLAREN M8A マクラーレンM8A

LM-2009 MERCEDES BENZ 450SE メルセデス・ベンツ450SE

LM-2010 ROLLSROYCE SILVER SHADOW ロールス・ロイス・シルバー・シャドウ

LM-2011 VOLKSWAGON 1200LS フォルクスワーゲン1200LS

LM-2012 ALFA ROMEO COUPE 33 アルファ・ロメオ・クーペ33